放射冷却と霜柱
2021.12.23
真冬の電気クラゲ発電所です
霜が降りてます。
霜柱も散見されます。
しかしながらパネルの下には霜が降りません。
パネルの存在は、放射冷却の遮りとなります。
本来露出した地面は赤外線として夜間に熱を放出してしまい、路面温度が低下し
霜や、霜柱が発生します。
一方で、パネル下は露出した路面よりは、パネルによって放射冷却の発生となる赤外線放出による
温度低下が抑えられます。
目に見えて結果が出るのは霜のような形で現れるこの季節ですが
実際には夏場でも路面温度の低下が起きにくい状態が維持できています。
このことで、パネル下のキクラゲハウスは地面に接している為、夏場でも路面と同じく夜間に放射冷却による温度低下が起きる環境にあるはずですが
パネルが熱放射を遮り、路面よりは温度低下が抑えられ、比較的平準化したハウス内温度を維持できることになります。
パネル下でのキクラゲ栽培は、露地に近い栽培なのですが、通常のビニルハウス露地環境よりは有利な栽培環境を生む仕組みといえます。